黒酢とは
ニンニクの効能についてはよく理解してもらえたと思います。次は黒酢についてです。黒酢は米酢の一種であり、米や玄米、大麦を主な原料としていますが、他にもいろいろな物を使用して作られています。
黒酢は一般に作られている酢よりも１年～３年という長い時間をかけて熟成させた酢のことで、必須アミノ酸を多く含み、その色の特徴から黒酢と呼ばれるようになっています。
近年では、リンゴ、きんかんを使った黒酢も登場しています。日本の黒酢は米だけから作られるものが主流なのですが、中国産のものにではコーリャンや大麦なども使用されています。又、豊かな香りがするので「香醋」と呼ばれることもあり、「やずやの香醋」などがこうした呼び方となっています。
酢の色は熟成する期間が長くなると、琥珀色のように濃い色に変化してきますが、黒酢も長時間熟成をさせればさせるだけ色は濃くなり、旨味や香りも増していくとされています。
何より素晴らしいのは、有機酸、水溶性ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの有効成分についても熟成させるほど増えることで、これが健康に良いとされる所以でもあります。黒酢はこうして多くのビタミンやミネラル、必須アミノ酸、ペプチド類等を豊富に含む栄養的に優れた食品となるわけですが、黒酢は他にもビタミンＣの酸化を防いでシミ、そばかすの予防効果にもなりますし、黒酢のクエン酸が腸の活動を促し、オリゴ糖などと併せることで便秘解消にも役立ちます。
更には疲労回復、食欲不審解消、ストレス解消なども期待され、黒酢と同様に健康に良いニンニクと組み合わせて作られた黒酢にんにくの愛用者が多くなってきている背景もこんな点にあるのかもしれません。